
華布設立の経緯とブランド・商品に込めた思い
2015年3月、華布はエイトワングループの新規事業部門の子会社の一つとして、株式会社hanafuを設立しました。
主な事業内容は、オーガニックコットンの布ナプキンの企画・製造・販売です。
企画・縫製から、広報・販売までを、子育て中のママたちが行っています。
育児をしながら社会と関わる仕組み
新しいカタチの子育てサポートの仕組み
を構築する事業としての挑戦を始めました。
- ママ・女性の声やアイディアを取り入れた商品開発
- ママ・女性の社会参加を創出する仕組み創り
この2つを、布ナプキンを通して、ひとりでも多くの女性や子育て中のママのサポートができる会社として精進してまいりました。
そしてその思いは今後も大切にしていきたいと考えています。
設立の経緯
前代表のacoが子育てに課題を抱えていた当時、生後2ヶ月で出会ったベビーマッサージに救われ、教室を始めて7年。
そこで出会ったたくさんのママたちの本音が原点にあります。
“もっと子育てを楽しみたい”
“もっと私自身も楽しみたい”
“もっと社会と関わっていたい”
そんな声を聞くにつれ、どんな環境にあっても『ママになってよかった』と思える環境を創りたい!という思いから様々なご縁をいただき、今があります。
布ナプキン事業は2012年4月からスタートし、たくさんのママたちがそれぞれの得意や感性を生かして、関わってくれました。
「華布」のブランド名に込めた思い
華布というブランドは、「布ナプキンがたくさんの可能性を秘めた女性から作りだされ、その布を手にした女性の人生にとって、大きく花を咲かせるきっかけの一枚となるように」そして「椿の花のように控えめながら、ちゃんと存在感を示すことのできる女性になれますように」との想いを込めて名付けました。
「花」は「子宮」を表します。
アロマセラピーでも、お花から抽出される精油は「子宮」に作用するものが多く、昔は初月経のことを「初花」と言ったそうです。
華布の布ナプキンには、たくさんの想いが詰まっています。
華布の思い① 健康面で悩む女性を減らしたい
私たちはこれまで、生理や体の冷えに悩む女性に多く出会ってきました。
女性の不調は冷えからくることが多く、身体を温めることで予防したり、改善できたりします。
華布の布ナプキンに興味を持ってくださるのは、圧倒的に30代、40代以降の方です。
日々、家族や子どもなど自分以外のことで忙しく過ごしていると、自分のケアは後回しになりがちです。
生理痛や過多月経は当たり前のことではありませんが、特に忙しくしていると、調子があまり良くないことに気がつかず、不調が出てからようやく気がつく、ということにもなりかねません。
そこで、私たちが着目している「布ナプキン・オーガニックコットンで身体を冷えから守る」という提案をしてきました。
しかし、イベントなどで10代・20代の方とお会いすると「布ナプキンのことを初めて知った!」という方や『自分でナプキンを洗う』ということに驚かれる方がほとんどです。
冷えが不調を招く一つの原因であること。
そして布ナプキンが身体を温めるアイテムであること。
すぐに布ナプキンを使い始めなくても、これらを「知っている」というだけでも大きな違いが生まれると感じています。
もっと大きな視点でも言えることです。
食べるもの、身につけるものを安全安心なものにすること。
身体のリズムに耳を傾けること。
自分が心地よいと思うことを知ること。
このように、自分を大切にしながら暮らすことが、身体も心も健やかにします。
布ナプキンを使うことは、身体を大切にすることでもあり、地球を大切にすることにつながる。
育児に忙しいママ、仕事に忙しい女性、そして、若い世代の方々にぜひもっと知ってもらいたいです。
華布は、布ナプキンを通して健康面で悩む女性を一人でも減らしたい。
そんな思いで活動しています。
華布の思い② 自由な働き方・ワークライフバランス改善を実現したい
華布は、女性のライフスタイルに合わせた働き方を実現できるよう取り組んでいます。
妊娠・出産・育児・介護など、女性のライフスタイルは様々に変化します。
男性が育児や家事に関わる時間は以前に比べると増えてきていますが、全体的に見ると女性が関わる時間の方が圧倒的に多いように感じています。
子育てや介護などで働く時間が制限されることも多いですね。
子どもの長期休みのことなどを考えると、外で働くのは難しいと感じている方もいらっしゃると思います。
家庭のこと以外にも、女性ならではの大きな体調の変化や、女性にとって働きやすいとは言い切れない社会とどう付き合うかという問題もあります。
社会を変えるのは難しいけれど、まずはどんな状況に置かれていても自分の好きなことを生かしたい!
バランスを取りながら働きやすい場所を作りたい!
そんな思いが華布のスタートであり、大切にしたいことです。
華布の思い③ 環境を守り安心して暮らせる地球を残したい
華布は、未来に生きる子どもたちが安心して暮らせる地球を残したいと強く願っています。
そのためには、今の時代に生きる私たちができることから一歩ずつ、みんなで意識することでしか環境汚染や気候変動は止められません。
華布ができること、それは『オーガニックコットン』を選び使うことです。
農薬での土壌汚染の軽減ができ、化学的な加工をしない製品を選ぶことで、川や海に流れる汚染水を減らすことに繋がります。
また、布ナプキンなどをお洗濯する際には環境に配慮した洗剤をおすすめすることで、海の保護にも繋がり公害を減らしたいと考えています。
また『布ナプキン』をお洗濯して繰り返し使えばゴミの減量化に。
華布店舗・オンラインショップでは『商品のおまとめ梱包』をさせていただくことでゴミを軽減することに努めています。
さらに、材料のオーガニックコットン生地のハギレを有効活用することにより、生地を無駄にすることなく最後まで利用することでゴミを出さない取り組みも行っています。
モノを買うときに一歩立ち止まって、
できるまでの過程を、そして使った後のことにも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
毎回ではなくても、少しずつでも一人一人が考え行動するだけで、安心して暮らせる地球を作る一歩になるのではないかと華布は考え、取り組んでいます。